インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由とは？メンテナンス法や注意点について徹底解説
インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由について知りたいと悩んでいませんか？ この記事では「インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由」について紹介していきます。 結論、インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由は、インプラント歯周炎を予防したり、メーカー保証を受けたりすることなどが挙げられます。 他にも「歯科医院でのインプラント治療後のメンテナンス法」や「インプラントのセルフケア法」についても解説します。 ぜひこの記事を参考に、インプラント治療後のメンテナンスについて理解を深めてみてください。
インプラント治療のメンテナンスが重要な理由
インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由を把握しておくことで、メンテナンスを怠ってしまうリスクを軽減できます。 具体的なインプラント治療後のメンテナンスが重要な理由については、以下が挙げられます。- インプラント歯周炎を予防するため
- メーカー保証を受けるため
- 天然歯の寿命を延ばすため
- セルフケアの質が高まる
インプラント歯周炎を予防するため
インプラント治療後のメンテナンスを行うことで、インプラント周辺に歯周病菌が付着してしまうインプラント歯周炎を予防できます。 インプラント歯周炎になってしまうと、インプラントはもちろん、天然歯にも悪影響を与えてしまい、最悪の場合には脱落してしまう可能性があるので注意しましょう。 インプラントメンテナンスを行うことで、歯周炎の早期発見や早期治療にもつながります。メーカー保証を受けるため
インプラントには、メーカー保証が設定されていますが、メンテナンスをしっかりと受けていないと、メーカー保証が適用されなくなってしまいます。 メーカーや種類によって異なりますが、保証期間は5〜10年で設定されており、その期間中にインプラントの不具合が起きてしまった場合には、新品のものに交換してもらえます。天然歯の寿命を延ばすため
インプラント治療後のメンテナンスは、インプラント本体はもちろん、天然歯の状態確認もしてもらえるため、天然歯の寿命を延ばすことにもつながります。 インプラント治療後に多い症状として、インプラントと天然歯に隙間ができてしまい、歯石や歯垢などが溜まってしまい、虫歯や歯周病になってしまうケースがあります。 天然歯は、一度でも虫歯や歯周病で溶けてしまったり削れてしまうと一生元には戻らないため、大切に扱う必要があります。セルフケアの質が高まる
インプラント治療後のメンテナンスを行うことで、ブラッシング方法やケア方法などのアドバイスを受けることができるため、セルフケアの質を高められます。 自分自身ではしっかりと歯磨きをしていると思っていても、磨き残しが多くある場合もあります。 ブラッシング状態を確認してもらうことで、磨き残しがしやすい部位などを把握でき、適切なやり方で歯磨きを行えます。歯科医院でのインプラント治療後のメンテナンス法
歯科医院でのインプラント治療後のメンテナンス法については、主に以下4つが挙げられます。- 噛み合わせ確認
- 歯石の除去
- バイオフィルムの除去
- 歯磨き指導
噛み合わせ確認
インプラント治療後のメンテナンスは、歯科医や歯科衛生士が噛み合わせや口内状態を検査・確認を行います。 具体的なチェック項目については、以下が挙げられます。- 歯ぎしりや食いしばりの強さ
- 噛み合わせ
- 口内は清潔な状態を保てているか
- 歯周ポケットは深くないか
- 歯ぐきの炎症はないか
- インプラント本体のぐらつき
歯石の除去
インプラント治療後のメンテナンスでは、インプラントはもちろん、歯全体の状態を確認して、歯石の除去も行います。 歯石の除去を行うことによって、インプラント歯周炎や歯周病、虫歯などを予防できます。 歯石は、除去することができても、再付着しやすいため、定期的にインプラントのメンテナンスを受けましょう。バイオフィルムの除去
バイオフィルムとは、微生物の集合体を指します。 専用の機器で歯の表面を磨くことで、バイオフィルムの除去を行い、虫歯や歯周病の予防を行います。 インプラントは人工物なので、虫歯になることはありませんが、バイオフィルムを放置してしまうと、インプラント周辺の天然歯に感染してしまうリスクが高まります。歯磨き指導
インプラント治療後のメンテナンスでは、歯科衛生士から歯磨き指導を受けられます。 一人ひとりによって歯並び状態や磨き癖が異なるため、歯磨き指導を受けることで、口内環境を常に清潔に保てるようになるでしょう。 具体的な歯磨き指導の内容については、以下が挙げられます。- 歯磨きの正しいやり方を説明
- 磨き残しが多い箇所の説明
- 歯間ブラシやデンタルフロスの使い方
- 口内状態に合っているセルフケア用品の紹介
インプラント治療後のメンテナンスにかかる費用・期間
メンテナンスの費用については、歯科医院によっても異なりますが、約5,000円でメンテナンスを受けられます。 インプラントは自由診療のため全額自己負担なので、一般的な歯のメンテナンスよりは高く金額設定されてます。メンテナンスにかかる期間
インプラント治療後のメンテナンス期間は、年間で2回を半永久的に受け続けなければいけません。 インプラントの耐用年数は約15年と言われていますが、しっかりとメンテナンスを行うことで、20年以上も使用し続けられます。 しかし、口の中の状態によって、インプラント治療後のメンテナンスに掛かる費用や期間が異なる場合があるため、あらかじめカウンセリングの際に確認をしておくことをおすすめします。インプラントのセルフケア法
インプラントのセルフケア法を把握しておくことで、口の中全体の健康を維持できるようになるでしょう。 具体的なインプラントのセルフケア法については、以下が挙げられます。- ブラッシング
- フロス
- デンタルリンス
ブラッシング
インプラントは、他の天然歯と同様にブラッシングをしても問題ありません。 具体的なインプラントのブラッシング方法は、強く磨きすぎずに、歯ぐきをマッサージすることを意識してブラッシングを行います。 強く磨きすぎてしまうと、出血の原因になったり、インプラントの表面が削れてしまう可能性があるので、注意してください。フロス
フロスとは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の隙間に、細い繊維を束ねて糸状にしたものを差し込むことで歯垢や汚れを落とす目的のセルフケア用品です。 インプラントと天然歯の間には隙間ができてしまっているため、フロスを使用して歯垢や汚れを効率よく落としましょう。 しかし、無理やり歯と歯の間に差し込んでしまうと、インプラントが外れてしまう可能性があるため、優しく差し込むようにしましょう。デンタルリンス
デンタルリンスを使用することによって、直接歯磨きができない箇所でもケアできます。 口臭ケアはもちろん、殺菌消毒効果も得ることができる方法です。 ただし、インプラント治療後すぐに行うと、傷口に入り込んでしまって、痛みや炎症を起こしてしまうリスクがあります。インプラント治療の注意点
具体的なインプラント治療の注意点については、以下が挙げられます。- 治療費が高い
- 外科手術が必要になる
- 誰でもインプラント治療が受けられるわけではない
治療費が高い
インプラント治療は、保険が適用されず全額自己負担なので、治療費が高いデメリットが挙げられます。 ブリッジや入れ歯などについては、保険適用になるため、治療費が安いです。 しかし、インプラントは、定期的にメンテナンスを行えば半永久的に使用できるため、長期的に見れば治療費は安いと言えるでしょう。 また、医療費控除の対象になり、税金が還付されるなどの制度があるため、これからインプラント治療を受ける方は、事前に確認をしておくことをおすすめします。外科手術が必要になる
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋め込むために外科手術が必要になるため、治療後は腫れや痛みが出てしまう可能性があります。 治療中については、局所麻酔を使用するため、痛みを感じません。 また、外科手術に対して恐怖心を持っている方については、静脈内鎮静法という麻酔を使用することで、リラックスして治療を受けられます。誰でもインプラント治療が受けられるわけではない
インプラント治療を行う際に、以下に当てはまる方は治療を受けられない可能性があります。- 重度の糖尿病
- 免疫不全
- 全身疾患
- 歯周病にかかっている
- 顎の骨が足りない
- 顎が小さい
インプラント治療後のメンテナンスを受けよう！
今回は、インプラント治療後のメンテナンスについて知りたい方に向けて、インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由やインプラントのセルフケア法などについて紹介しました。 インプラント治療後のメンテナンスが重要な理由については、以下が挙げられます。- インプラント歯周炎を予防するため
- メーカー保証を受けるため
- 天然歯の寿命を延ばすため
- セルフケアの質が高まる
